イタチを見たら注意!危険な被害を食い止めよう!駆除と法律の壁 | アライグマ・イタチ・ハクビシン等害獣を追い出すなら、害獣駆除お助け隊まで。

イタチを見たら注意!危険な被害を食い止めよう!駆除と法律の壁

イタチを見かけたら注意!危険な被害を食い止めよう!駆除と法律の壁

 

イタチという動物は自然の多い田舎や森の中で見かけるイメージでしたが、最近では街中でも見かけることが多くなってきました。このイタチの見た目はとても可愛い動物ですが、家に住みつくとさまざまな被害をもたらします。いったいどのような被害が考えられるのでしょうか。

 

また、この被害をもたらすイタチを追い出すには、自分たちでできることはあるのかと考えますが、イタチを勝手に駆除することは禁止されているのです。

 

イタチの被害をくいとめるにはどのようなことをすればよいのでしょうか?

 

 

▼イタチ駆除は勝手にしてはいけないものです!

みなさんが住む住宅地も、今ではイタチにとってもすみかになっています。同じ空間で暮らしていると、イタチによる迷惑な被害の声が聞こえてきます。

こんな迷惑なイタチは捕まえてしまおう、すぐに駆除してしまえばいいとお考えでしょうが、このイタチは勝手に駆除することは許されていないのです。

 

〇法律で守られている生き物です

イタチは「鳥獣保護法」という法律で守られていて、許可なく捕まえたり、駆除したりすると法律で罰せられます。イタチを捕獲・駆除するにはまず狩猟免許が必要となります。

さらに、イタチのメスは捕まえることも駆除することも禁止されているので、免許があったとしても駆除できるのはオスのみとなります。しかし、素人から見て、イタチのオスメスの判断はとても難しいとされています。

 

〇狩猟免許が必要です

では、イタチを捕まえたり駆除するにはどのような条件が必要とされるのでしょうか。

まず、大前提として「狩猟免許を持っている」ということです。狩猟免許は申請書や申請料、精神科医からの診断書が必要となり、さらに学科試験のほか実技試験まで合格しなければ取得できません。

 

また、イタチ駆除を行う場合、各自治体によっても異なりますが、保健所などの許可が必要となり、この許可がおりるまでに2週間程度がかかってしまうこと多いのです。

 

また、狩猟できる期間も冬のみと決まっており、さらに動くイタチを瞬時にオスかメスかを見分けて狩猟するといった技術も必要となってきます。

 

このようなことから、イタチの駆除を自分で行うには、長い時間と正確な技術、判断力が必要になってきます。今、イタチの被害にあっている家はこんなに長い時間待っていられない、すぐ駆除したいというのが心情です。

 

▼可愛い見た目とはうらはらな性格!イタチの生態とは

カワイイ見た目とはうらはらな性格!イタチの生態とは

 

イタチとはイタチ属の動物で、一般的にイタチといえばニホンイタチのことを指します。イタチの仲間にはフェレットやオコジョ、イイズナといったものも含まれます。フェレットは人懐っこく、ペットとして飼っている人も見かけるのではないでしょうか。

 

〇見た目

見た目はとてもかわいく愛らしいイタチ。体型は胴が長く、足も短い、サイズもネコと同じくらいで太いしっぽをもっています。見た目にはとっても可愛くて大人しそうに見えるイタチですが、そんな外見とはうらはらな性格をもっています。

 

〇エサ

イタチは雑食なので、基本的には何でも食べます。特にイタチがエサとするもので知られているのはネズミや鳥などの小動物です。また、ヘビやカエル、トカゲなどといった爬虫類、ザリガニやカニといった甲殻類や果物も好んで食べるのです。

 

最近街中で見かけるイタチももちろん何でも食べるので、生ゴミを食べ散らかしたり、食べ物を探して家の中に侵入したりすることもあります。

 

〇性格

イタチはとても可愛い見た目とはうらはらにとっても凶暴で攻撃的な性格をしています。可愛いからといって、安易に近づくと、鋭くとがった爪で攻撃されたり、牙をむいてかみついてきたりします。特に野生のイタチを見つけたら、安易に近づいたり触ったりすることは避けましょう。

 

イタチの仲間でペットとして飼われることもあるフェレットは、もともとおだやかで好奇心旺盛な性格で野生のイタチとは少し違っています。フェレットはペットとしてかわいがってあげれば、飼い主になつくようになるのです。

 

〇よくいる場所

野生のイタチは、北海道~九州まで広く生息しています。よくみられるのはエサが豊富な水辺や山間部といわれていますが、近年では街中でもちらほらと目撃されています。

 

イタチにとっては街中も重要な食糧地に変わりつつあるようです。家の周りだとイタチは天井裏や床下を好み、巣をつくることもしばしばです。

 

▼イタチ被害とは何がある?放置すると危険な理由

近年悩まされているイタチの被害ですが、一体どのようなことが挙げられるのでしょうか。

イタチを駆除せず、放置してしまうと大変大きな被害が予想されます。

 

〇糞尿による汚れや悪臭

イタチは肉食であるため、糞をされると強烈な悪臭を放ちます。また、同じところに糞をする習性があり、さらに目立つところに糞をするといった習性も持ち合わせています。そのため、たとえ部屋から離れた屋根裏や床下にイタチがトイレをつくったとしても、部屋の中まで悪臭が充満してしまうといった被害に繋がります。

 

また同じところにばかり糞や尿をするため、木材が痛み、最終的には屋根裏が崩れてしまうといった家屋崩壊に繋がってしまうのです。

 

また、イタチの糞や尿には病原菌をたくさんもっているため、家の持ち主や飼っているペットまでもが病気や感染症の危険があることや、ダニやノミを発生させてしまう原因となるのです。

 

〇足跡による騒音

イタチは夜行性として知られています。人間が眠る時間が絶好の活動時間です。そのため、ドタドタと屋根裏を走る音や、床下を飛び回る音がうるさく、眠りを妨げられることも多いのです。

 

〇ゴミを荒らす

市街地にいるイタチは食べ物を探し求めて、夜に動き回ります。イタチのエサとなってしまっているのが人間の食べ残しや生ゴミなどのゴミです。ゴミ袋を破り、エサを求めてゴミをあたり周辺に散らかしていきます。

 

また、蓋つきのゴミ箱ですら、簡単に開けてしまい、その中からエサを調達していくイタチもいます。「蓋つきのゴミ箱だから」と安心せず、必ず重りをするなどといった対策をしておきましょう。

 

〇屋根裏を壊す

イタチは家の屋根裏や壁の間、または床下などに巣を作る習性があります。そのため、家の断熱材を引きちぎって巣を作ってしまうことが多いのです。

 

断熱材は私たちが快適に暮らすためのものです。巣作りをするイタチにとっても外の気温に影響されないこの断熱材は、巣作りにはぴったりなのです。

 

しかし、このように断熱材を荒らされれば私たちの家は断熱効果を失い、快適な暮らしがおくれなくなってしまいます。

 

このようにイタチは私たちの生活に大きな被害と危険をおよぼすのです。そのため、見つけたら早めの駆除がとても重要になってきます。

 

▼イタチを追い出すためにできること!弱点を利用する

イタチを追い出すためにできること!弱点を利用する

 

イタチを発見したら、まず家からイタチを追い出す手段を考えなくてはいけません。そんなとき、イタチの弱点を利用して、家から追い出してしまいましょう。

 

【弱点その1】光

イタチは強い光がとても苦手です。イタチは強い光をあてられると人間に発見されたのではないかと危険を察知して、逃げ出そうとする習性があります。家庭にあるもので対策として使えそうなものといえば、クリスマスなどに使うイルミネーションやアルミホイル、CDを吊り下げるといったものは効果的だといわれています。

 

また夜行性の動物は、青色のLEDライトも苦手としているため、ライトを選ぶときはライトの色も注目して考えてみるといいでしょう。

 

【弱点その2】におい

イタチは強いにおいもとても苦手です。イタチ自体もとても臭い動物とされていますが、自分の住んでいる巣や通り道などに自分のにおいと違うにおいを察知すると、逃げていってしまうことがあります。

 

家庭にあるもので一番手軽に活用できるものといったら、「お酢」や「漂白剤」です。しかし、お酢や漂白剤はにおいが弱いため、何度もまく必要があります。

 

においの強い木酢液やクレゾール石鹸液は薄めて使うと効果を発揮し、バルサンなどの動物忌避剤も効果的です。

 

しかし、これらの光やにおいなどの弱点を使った対策では完全に追い払うことは難しく、イタチが慣れてしまう場合もあります。

 

▼イタチに住み着かれる前にできる予防策

イタチの被害を防ぐには、住み着かれる前に対策をしておくことが重要になってきます。

もしイタチの弱点を利用して追い払うことができたとしても、イタチの習性として、同じところに糞や尿をするといったものがあります。そのため、また同じ家に戻ってきてしまう可能性があるのです。未然にイタチの被害が起こらないように予防策はしっかりしておきましょう。

 

〇侵入できる隙間は防ぐ

イタチは細長い体を利用して、3cmの隙間があれば、屋根裏や床下から侵入してきます。そこでまずはイタチが侵入できそうなところはすべて防ぎましょう。

 

イタチが家の中にいないことをしっかり確認して、金網やパンチングメタル、防獣ネットを使って侵入口を塞ぎます。また、イタチの糞尿でシミがついてしまった場所や壊れてしまった場所はしっかりと修繕しておく必要があります。

 

〇もし糞尿があれば即掃除!

先ほども述べましたが、イタチは同じ場所で糞尿をする習性があります。そのため、においを辿って同じトイレに戻ってきてしまうのです。もし、イタチを追い出したあとに、糞尿が残っているのであれば即掃除をして片付けましょう。

 

また、糞尿自体を掃除してもにおいは残ってしまいます。それほどイタチのにおいはすさまじいのです。このにおいを消さなくては何の意味もありません。

 

しかし、このようなイタチのにおいを消す消毒液や消臭剤を選ぶのはとても難しいことです。適したものを選ばなければ消臭効果、消毒効果が発揮されず、またイタチが戻ってきてしまいます。

 

消毒・消臭剤は自分だけの見解で選ばず、イタチ駆除のプロの業者に相談してみるといいでしょう。

 

▼まとめ

今まで田舎や山間部に住んでいたイタチは住む場所を広げ、市街地までもをすみかにしはじめました。それによって、悪臭や騒音、食害や家の破損などさまざまな被害が報告されるようになりました。

 

見かけは可愛いイタチですが、性格は凶暴で危害を加える恐れもありますが、イタチは法で守られた動物であるため、勝手に捕まえたり駆除したりすることは禁止されています。

 

もしイタチ被害に悩まれている方がいたら、イタチの弱点を知り、「光」や「におい」を使って、イタチを追い出すことから始めましょう。しかし、この方法では完全に追い出せるとは限りません。このような方法でも追い出せない場合は業者に相談してみるとよいでしょう。

 

追い出した後もすべての侵入口を発見し、封鎖することや床下や屋根裏など見づらく狭いところの糞尿まで完全に除去するのは素人にとってはとても困難なことです。

 

そんなときはイタチ駆除のプロの業者に相談してみるとよいでしょう。業者の手によって、しっかり駆除してもらえば、イタチ被害に苦しむことはなくなるはずです。

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